2008年4月2日水曜日

2006/5/27

2006/5/27

☆職業と言葉と そして 目指せナルシスト!

私は小児科医。
☆医学生の頃、漠然と私は小児科に行くんだって感じた。これをふざけて神の導きと表現しよう。
☆医者1年目の研修医の頃、小児科医であることが恥ずかしくて恥ずかしくてならなかった。
なぜだか今でもわからない、内科や外科、その他のスペシャルな科に比べて、なんだか劣ってる気さえしていた。
☆医者2年目の頃、子供とおそるおそる触れ合い始めた。奴らは純粋な目をした宇宙人だ。ある意味こわい。
☆医者3年目、やっと、『私は子供がスキかも』って言えるようになった。
☆医者4年目、私は小児科医ですって言ってもいいかなーって思う。これは仕事面でではない。仕事の出来不出来ではなく。心持として。
医者という職業はどんなにスペシャルでも、つねに勉強中の身。常に努力と勉強が必要で、人を助ける助けたなんて口が裂けても言えやしない。
ただ、パッと見。なんとなく。ん。プライベートで仕事抜きにして、
私医者なんだーって恥ずかしげもなく言ってもいいかなーって。やっと感じた。
昨日、どこかの物書きがテレビでこう言ってた。言葉の威力ってすごいって。だから、自分は人に言葉で何か伝える職業をしたいって。どこかのアナウンサーも言ってた。言葉の重み、強さ、力について。
だから、言葉を使って伝えるって。
わかった。何も言わなきゃ気持ちは伝わらない。
友達も、親も、同僚も、先輩も後輩も、患者も赤ちゃんも。周りのすべての人達に。
自分はここにいるよって。
ことばか。
今だって、日記でこう語ってるのも、悪くない。
人はそうやって伝える技術を獲得したから、だから、生きてて面白いのかもしれない。
医者をしていて、時折、くすぐったいような感謝の言葉をもらう。でも、いつも素直に喜べない。
いつも全力疾走なはずなのに、はたして私はこの子に何をしただろうって。
私みたいなちっぽけな存在が、ホントにその素敵な言葉に見合っってるんだろうかって。
外来が終わる寸前に、駆け込んでくる患者、時間外にどうしても診てほしいって電話してくる患者。
それもお金を払って。
私の治療、判断、短い外来診察に、私自身の存在に、患者さんがそこまでする。
私はそんなにすごい人間じゃない。責任の重さに逃げたくなる。
たかが風邪であっても。
これを人はやりがいというのだろうか?
意味わかんない。
私なんかにって、。。。
昔、恋をしても自分に自信がなくて、私なんか私なんかって思った。でも誰かに怒られた。そうやって自分を卑下するのは可愛くないし、周りにいる人もいい気はしないよって。
医者の仕事は好き。
でも、感謝されることは苦手。ま、悪くはないが。。。
こんな風に感じられるうちは、努力しよう。
ん。それでいいかもしれない。
きっと
私自身が私を認めてあげられるように。

目指せ、ナルシスト!!!

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